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ごあいさつ

nigaoe_001 仙台駅に降り立ち、ペデストリアンデッキから見た青葉通りのケヤキ並木の美しさが、今も心に焼き付いています。朝露に濡れた新緑のケヤキが私のスタートでした。

 それから35年、仙台は宮城県の県都として、又、東北の中心として着実な発展を遂げてきました。東北新幹線の開業、西道路の開通、地下鉄南北線の開業。泉市と宮城町の合併を経て、政令市への昇格。インフラ整備と大規模な宅地開発により、市域は拡大し、泉中央、長町南といった副都心も誕生しました。

 しかし、平成23年3月11日、東北地方を未曾有の大災害が襲います。全てのインフラが停止する中で、ロウソクの灯りだけを頼りに何日も過ごしました。ガソリンスタンドに出来た長蛇の列、路上で弁当を売る人々、一つの部屋で家族全員で寝る日々。

 地震発生当夜、私は国分町の管理ビルの空室で、帰宅困難となった現場スタッフの仲間と共に一夜を過ごしました。完全に人気の無い国分町通り、全くの闇。粉雪舞う3月の空に、天狼星“シリウス”の異様なまでの輝きが東北の繁栄の全てを吸い取ったが如き邪悪さに満ちていました。国分町から見えるシリウス。2度と経験したくない辛く悲しい夜でした。

 あれから4年、東北はまだ復興の途上にあります。災害公営住宅や移転用地の整備など、緒に就いたばかりというところもあります。福島はまだ、五里霧中です。千年の昔から幾多の困難を乗り越えてきた東北人の不屈の魂を今再び呼び起す時です。

 今年は、仙台市では地下鉄東西線の開業が予定されています。東部地域の宅地開発とあいまって、仙台市は更なる飛躍を遂げていくことでしょう。その着実な歩みの中で、県花“萩”を咲かせ続けていきたいと思います。東北人として、仙台人として。

平成27年4月吉日

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